2024年09月25日

自性院「波切不動尊火渡り祭」（鴨川市天津）

鴨川市天津の真言宗 自性院「波切不動尊」では、毎年9月28日に「波切不動尊火渡り祭」が行われます。

自性院の本尊は不動明王。入口には、市指定文化財「石造五大明王」があります。金剛夜叉明王、大威徳明王、軍荼利明王、降三世明王、不動明王で、全国的にも希少で千葉県内では初めて確認されたもの、銘文は刻まれていませんが、江戸時代後期の作と見られ、工芸的にも優れた作例であるそうです。

また、境内には寛政6年(1794年)に造立され、明治13年(1880年)に改修された宝篋印塔や、安政5年(1858年)の筆子塚や湯殿山・月山・羽黒山を刻した出羽三山行者の墓碑も数基あります。

毎年9月28日には「波切不動尊火渡り祭」が行われ、煩悩を不動明王の智慧の炎で焼き尽くし、災厄を祓い清める厳かな儀式が行われ、大勢の人たちが参加し賑わいます。

自性院では、「所願成就の護摩札祈祷を受け付けています。皆様も身体健全・無病息災を願い、お不動様の智慧の炎をお渡りください」と呼びかけています。

令和６年は、9月28日(土)午前11時より行われます。

当日は、坂本旧道入口駐車場より無料送迎車が出ているのでご利用ください（看板あり）とのことです。