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2024年09月11日
大山寺開創1300年祭 記念行事【千三百枚焼護摩供 結願法要】
開創1300年を迎えた高藏山大山寺(鴨川市平塚)では、令和6年9月15日(日)に「千三百枚焼護摩供 結願法要」が執り行われます。
これは、4月から行われてきた記念行事の最後の行事となります。
午後1時半から行われる法要では、金本拓士住職が1300本の護摩木を燃やすとともに、僧侶らが真言を唱えられます。
参拝者は、午後2時半頃から本堂に案内され、願い事を書いた添護摩札をご自身で護摩の火に入れます。
その他「大山ご詠歌会」によるご詠歌や「大山音頭の会」による踊りの奉納もあります。
同寺では「開創1300年の節目にぜひ参拝して、多くのご利益を受けてください」と呼びかけています。
かつて足利尊氏が尊崇するところにして、大般若経六百巻が尊氏の名前で奉納されました。また、江戸時代の修復に際しては、初代『波の伊八』の彫刻が施され、また日光東照宮にも匹敵する程の荘厳なる宮殿が安置され、その壮麗さは多くの参詣者を引きつけるものでした。
現在の本堂は、享和二年(1802年)に修復されて以来、そのまま二百二十余年経過した状態です。木造建築は250年ごとに修復しなければならず、今の状況では大変傷んでおり、早急に改修をしなければなりません。すでに、本堂まわりの欄干は朽ち果て、正面入り口は何年も前から破損し、常に外からの風雨にさらされるために内陣の厨子等の塗装にまで損害が及び、大雨が降れば、天井から雨漏りします。
このままでは良弁僧正の時代から鴨川の地を見守り続けてきた大山寺の法灯が途絶えてしまいます。この本堂を修復するためには、およそ6億円の多大な改修費を必要とする大事業となります。開創千三百年を迎えるにあたり、大山不動尊を未来永劫にわたって守り伝えるため、一大記念事業として本堂改修が発願されました。
大山不動尊は修験道のお寺だったこともあり、檀家のいないお寺です。一般的にお寺は檀家さんによって守られていますが、大山寺の場合は特殊で、地域全体が信仰してきたことで守られてきました。寄附につきましてはこちらから詳細をご確認ください。
大山寺からの眺望 鴨川市全体を見守るようにして建造されています
記念行事
令和6年4月7日(日) 花祭り 釈迦誕生会 大般若経六百巻転読会 開白法要
令和6年5月19日(第三日曜日) 柴燈護摩 火渡り祭り
令和6年8月10日(土) 高蔵神社例大祭
令和6年8月16日(金) 十王堂 仏送り 盆踊り 竹灯籠荘厳
令和6年9月15日(日) 千三百枚焼護摩供 結願法要