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2019年11月10日

大嘗祭に鴨川の鯖節供納

鴨川産の鯖節が令和の大嘗祭に供納されます。

11月14日と15日に行われる大嘗祭にあたり、庭積みの机代物(にわづみのつくえしろもの)として、鴨川産の鯖節が供納されることになりました。「庭積みの机代物」とは、大嘗祭の際に全国の各都道府県から届けられる、特産の農産物5品目。宮内庁長官から房州産鰹節鯖節 削り節生産会の永井 壽(ながい ひさし)会長あてに、鯖節の供納を依頼する文書が届けられました。


房州産鰹節鯖節・削り節生産会は、(有)林商店、(有)嶋津商店、(有)永井鰹節店の市内3事業者で構成されています。同生産会では、昔ながらの製法で手作りした選りすぐりの鯖節10本を用意。11月12日には、永井会長らが皇居内の宮内庁庁舎に持参し、納品を済ませました。


永井会長は「この度のお役目は大変名誉なこと。鯖節は房州が一番だと言われ、濃いめで独特の風味が人気です。地元海産物の知名度アップにつながれば。」と話していました。

報告を受けた亀田市長は「明治天皇の大嘗祭に主基斎田として選ばれた本市から、この度また、本市の特産品をお供えできることに、特別の縁を感じています。この明るいニュースが台風被害からの復興を、一層後押ししてくれるものと期待しています。」と答えていました。


大嘗祭に鴨川市から特産品が供納されるのは、明治天皇即位の際に長狭米を献上して以来のことです。


房州産鰹節鯖節・削り節生産会の主力商品のうち「房州産鯖節・鯖花削り」と「房州産鰹節・花かつお」は、千葉ブランド水産物認定品として、高い人気と評価を得ています。

房州産鯖節は、江戸時代より房総の特産品でした。鯖節のだしは濃いめで独特の風味があります。温かい料理やかけ汁に向いています。特にそば屋などに一級品として知られ愛用されています。



有限会社 永井商店 千葉県鴨川市滑谷190


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