カモ旅ツアー

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2024年01月27日

辰年には伊八の龍と七福神めぐりで!

「波の伊八」こと、武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)は、宝暦二年(一七五二年)に現在の鴨川市打墨で生まれた彫刻師です。「関東に行ったら波を彫るな」と言われ、躍動感あふれる波の作品を彫り、葛飾北斎の「富嶽 三十六景」「神奈川沖裏波」などの画風に影響を与えたと言われています。繊細でありながらも力強さを感じさせる技術と創造力は、見る者の心を引き付けます。


令和6年は初代伊八(武志伊八郎信由)の没後200年に当たります。初代波の伊八の作品が公開されている社寺を紹介しましょう。縁起の良い七福神の彫り物と辰年にちなんだ龍が鑑賞できるコースをご紹介します。

まずは、七福神めぐり ①舎那院(廃寺/彫刻は郷土資料館展示)の「恵比寿と唐子」「大黒天と布袋と唐子」の2面の欄間彫刻が展示されています。

郷土資料館

②本命は鏡忍寺(鴨川市広場)の祖師堂にある「福禄寿・恵比寿・弁財天・唐子・亀」「大黒・毘沙門天・鶴」「布袋・寿老人・唐子」の3面の欄間です。恵比須様が釣竿を担いで躍っていたり、他の七福神たちが酒盛りをして楽しんでいる構図に思わず微笑んでしまいます。鏡忍寺は除夜の鐘を衝けることもあり、大晦日から参詣者で賑わいを見せています。そして、新春の参詣は節分まで続きます。

辰年にちなんだ龍の彫り物は、③金乗院(大日十字路)大日堂の「向拝の龍」です。仁王門にも第四代の龍の作品が彫られています。金乗院は、大日堂の欄間に初代作と伝わる「酒仙の図」や第五代作の「大黒像」もあります。

心巌寺(鴨川市貝渚)には、本堂欄間に「阿吽の龍」があります。室内にあり彩色されており見ごたえがありますので、鴨川漁港方面から初日の出を拝んだ後立ち寄られたらいかがでしょうか。

最後は、長狭の大山地区にある⑤大山不動の向拝の「飛龍・地龍」です。不動堂を見上げると翼のある飛龍が雲を呼び、その下の波の中に地龍がいるダイナミックな構図で迎えてくれます。堂宇に入ると大黒像やご本尊の宝剣に巻き付く「俱利伽羅龍」も拝むことができます。大山不動尊は2024年に開創千三百年を迎えます。

金乗院「向拝の龍」 大山不動「飛龍・地龍」


なお、そのほかの社寺には波の伊八以外の彫工(後藤流や島村流など)が作った「龍」の作品もありますので辰年にちなみ鑑賞してはいかがでしょうか。


※寺院や神社、関係者の都合によって見学できない場合がありますので、予めご了承ください。


解説:波の伊八鴨川まちづくり塾(外部リンクが開きます)

   鴨川市内初代伊八マップ(外部リンクが開きます)

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波の伊八鴨川まちづくり塾

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